利用者家族からの信頼

20代前半の頃、利用者家族は若いからという理由で、年配の人しか状況を聞こうとされないことで何度も悔しい思いをしてきました。グループホームで初めて受け持った利用者さん。ナースコールが多く、病院をたらい回しにされて家族も悩まれていました。
グループホームには1か月しかおられませんでしたが、利用者さんのナースコールが鳴る前に話し相手に行くなどなるべく話すようにしました。その後、利用者さんが苦痛を訴えだしました。ナースコールを鳴らす方だったので、上司は「いつものことだろう」と取り合あってもらえませんでした。
しかし、利用者さんと話すうちに、利用者さんは本当に苦しんでいることが分かり、家族と何度も話をし、病院に受診をしてほしいと家族が希望を出しました。
その後、心臓が40%しか動いていないことが分かり、病院に入院。半年後に病院で亡くなりました。亡くなられた朝、グループホームの私宛に連絡がありました。https://kaigobiyoukenkyujyo.coresv.net/
グループホームで過ごした1か月が一番幸せだったでしょう。家族が、連絡をしてくれたこと、ナースコールの鳴る前に対応することは大変でしたが、対応してよかったと感じました。介護の仕事をやっていてよかったと思った瞬間でした。